二次燃焼の効果やいかに
F.D.Stoveとは
TMR industriesのF.D.Stoveを買いました。
2回目のポチり合戦にてなんとか購入。
コレを知らない方はこのブログに来ないと思いますが一応リンクを貼っておきます。
https://tmr.official.ec/items/82989996
2024/3/1に発売されたものの一瞬にして完売してしまい枕を濡らしました...。
その後3/15に再販があり、より気合を入れてポチり合戦に臨みゲットすることが出来て今に至ります。
固形燃料マイブーム
私の登山歴はざっくり3年ほどですが、よく山に行くこともあれば全然行かないこともあったりと広く浅くでやっております。
クッカーセットの熱源歴はCB缶バーナーから始まり、次にアルコールストーブ、そしてODガス缶、そして今は固形燃料(ファイヤードラゴン)を使用しております。
基本がめんどくさがりなので、ガスは補充が基本出来ない点でアルストにしたものの冬場に着火が出来ない点と見えない炎を出す液体を運ばなければならないリスクの点からまたガス(OD)へ戻り、結局ガスも極寒では火が点かないので今現在固形燃料をトライしているところです。
固形燃料といっても色々な種類がありますが、私が使用しているのはファイヤードラゴンです。
ファイヤードラゴンの存在を知ったから固形燃料を使い始めたと言ったほうが良いですね。
ファイヤードラゴンのメリット
・身体に有害ではない(らしい)
・着火しやすい
・煤が少ない
・量の計算がしやすい(これは固形燃料全般)
ファイヤードラゴンのデメリット
・値段が高い
・そうは言っても少しは煤が付く
こんな感じでしょうか。
F.D.Stoveの登場
そんなある日知ったのが先述のF.D.Stove。
調べてみると、独自の構造により二次燃焼をすることで一酸化炭素中毒をなくし、山での不幸な事故を減らすことを目的として造られたそうです。
とりあえず、カッコイイ。
蓋込みの総重量は32gでした。
蓋無しの重量は26g。
私は蓋無しで運用しようかな…。
届いたモノをそれまで使用していた容器と比較。
これまで使用していたのはモノタロウで購入した200円くらいの固形燃料用のアルミの容器。13g。
その前はダイソーのものを使っていましたが重量も性能もこのアルミの方が良かったです。
F.D.Stoveの大きさは意外と大きめ。
ファイヤードラゴン14gもすっぽり入りそう。
性能比較
・燃焼時間
アルミ容器とF.D.Stoveそれぞれにファイヤードラゴン7gを入れて同時に着火し燃焼時間を比較。
室内で気温16℃、無風での比較。
アルミは炎がゆらゆらと揺れるのに対しF.D.Stoveは安定して真っすぐに炎が上がるのが印象的。
ファイヤードラゴンが沸騰するブクブク感がF.D.Stoveの方が少ないように感じる。
結果
ほぼ同等でした。
火が完全に消えるまでの時間:共に5分30秒
実用燃焼時間:共に5分ジャスト
実用テスト
やっぱり屋外で使ってナンボのものでしょう。
実用性のテストをしました。
気温0℃、ほぼ無風。
使用五徳兼風防は風火蔵。
クッカーは400FDNH。
水200mlをファイヤードラゴン7gで沸かしました。
燃焼時間はやはり5分。
ブクブク言い始めのギリギリ沸騰したって感じでした。
コーヒーにちょうど良い180mlなら確実に沸騰したでしょう。
煤が全然付かない!
性能的にアルミの容器と大差ないなぁと残念な気持ちになりつつ片付けをしている時にふと気付きました。
あれ、煤が全然付いていない…!
燃焼時間の方ばかり検証していて肝心な事を忘れていました。
この製品のコンセプトは
「二次燃焼をすることで山での不幸な事故を減らすこと」
でした。
なので本来テストすべきは一酸化炭素濃度の計測なのかもしれません。
固形燃料あるあるで、「クッカーの底面が汚れて掃除が大変」というのがありますが、それが大幅に解消出来そうです。これは地味に嬉しい。
F.D.Stoveまとめ
・とりあえずカッコイイ
・煤が全然付かない(使うギアによって個人差あるかも)
・炎が安定する
また今後も使い込んで強風の環境下であったり、はたまたアルコールストーブとしての性能テストであったりをしてみようと思います。
ではでは。